2016-10-20

とても小さい世界で生きている人たち

少し前にサンガー(家寺)のオダラン(建立祭)
がありまして、
それに初めて参加となったわけです。

そのサンガー、現在55世帯で守っているとのことでした。
そうです。みんな家族(親戚)なんですね。

え、あなたも家族だったの!?あなたも!?
なんてのもあったり、
なんでおばちゃんここにいるの!?
なんてのもあったり、
家族構成がまぁ見えない💦

バリは日本と同じで男性が家を継いでいくんですね。
なので女性は結婚したら、夫の家族に入るわけですよね。
なのに、義父のお姉さんがいたりするわけです。
しかも何人も。

嫁いで行った先もこのサンガー、
すなわち家族でしょ。

家族同士で結婚。
しかも、このサンガー内の家族となんて、
小さい頃から見知った人たちの中から出たことがないんですよ!!!

でも、この家族同士での結婚は結構多いみたいです、ココ。
私の義父と義母もそうだとか。
でもサンガーは別だったようですね。
オダランの時、義母のお兄さんはいなかったので。

近い家族とはダメ、という規定はあるようですが、
どこまでが近くて、どこからが遠いのかは
私は知りませんが、
同じ村で育ってきた人と結婚してる人が多いってことですね。

バリから出たことがない以前に、
村から、
さらにはサンガーから出たことがない人たちがいるんですよ。

ものすごくものすごく小さい世界しか知らないんですよ。

ありえない!!!
そしてちょっと気持ちが悪い!!!

村なんてすごい小さいんですよ。

最近では、村では仕事がないんで若い世代は
ほぼ街に出ています。

街に出てるのに村の人と結婚したりするんですよ。
これ、夫のお姉さんとか。

今、結婚するお年頃の世代で、
今日はあそこで結婚式があるからちょっと顔でしてくるわ
と、義母が言う時があるんですが、
お相手はデンパサールの人だとか、ギャニアールの人だなんて聞くと
健全だわ、なんて思ったりします 笑

街に出てるのに結婚相手は家族だとか、
村の人だとか、
まぁそんな人もいるんでしょうけど、
マジで気持ちが悪い! 笑
(今の若い世代がそんなことしてたら、ですよ)

私なんて、早く地元から出たくてしょうがなかったですけどね。
で、地元を出て東京に行き、
さらには今、日本から出ちゃってますからね。

で、この小さい世界で住んでる人たちからすると、
その小さい世界(村の慣習や宗教ごと)のことを知らない私は、
何も知らない人、みたくなっちゃうようです 笑

なので、子供のように扱われています 笑

バリに限らずですが、
田舎の人ってこういう感じですよね。
その田舎から出たことがないのに
俺の田舎が一番だ!みたいな。
こういう方って、往々にして頭が硬いですよね〜。
私、苦手 笑

宗教ごとに参加するようになって一年と少し経ちましたが、
私の苦手とすることがどんどん出てくる、見えてくるわけです。
バリ人になるには、相当な忍耐が必要なようです。
私、忍耐力ないんですけども!





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